セルティック旗手、体幹とフィジカルコンタクトの完成度に元日本代表DFが太鼓判 「プレミアリーグで見てみたい」

セルティックで活躍するDF旗手怜央【写真:Getty Images】
セルティックで活躍するDF旗手怜央【写真:Getty Images】

元日本代表DF栗原勇蔵氏がセルティック移籍後6試合で3得点2アシストの活躍を高評価

 スコットランド1部セルティックのDF旗手怜央は、昨年末の加入から公式戦6試合で3ゴール2アシストを記録している。初の海外挑戦でいきなり結果を残しているが、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「どのリーグでも通用する」と欧州5大リーグの成功にも太鼓判を押している。

 旗手は2020年の川崎フロンターレ加入から2シーズンを過ごし、主に左サイドバック(SB)としてリーグ戦30試合に出場して5ゴールを記録した昨季はJリーグベストイレブンにも選出された。

 昨年末にFW前田大然、MF井手口陽介とともにセルティックに移籍した旗手は、デビュー戦となった現地時間1月17日のリーグ第21節ハイバーニアン戦(2-0)から6試合連続で出場。第23節ハーツ戦(2-1)で移籍後初ゴールを挙げると、2月2日の第22節レンジャーズ戦(3-0)では2ゴール1アシストと全得点に絡むなど、インサイドハーフの一角として大きな働きを見せている。

 元日本代表DF栗原氏は、川崎時代の旗手を見て、「ボディバランスがよく、体幹がすごくしっかりしていて、フィジカルコンタクトに自信を持っている」という第一印象を抱いたという。

 横浜F・マリノスで指揮を執っていたアンジェ・ポステコグルー監督が指揮を執っていることもアドバンテージに作用し、新天地セルティックでの成功につながっていると栗原氏は話す。

「旗手は身体も強いし、スピードも技術もある。パスも出せて、ミドルも打てて、どこのポジションをやらせてもできる。大然の(スピード)ように飛び抜けた武器というよりは、全体的に能力が高い。相手チームのレベル云々言われますが、レンジャーズ相手にも結果を残しているし、セルティックにとって今や欠かせない選手だと思います」

 なかでも、ハーツ戦の前半27分に約25メートルの距離から突き刺したミドルに関しては栗原氏も舌を巻く。

「抑えの利いた凄い一撃で、こんなシュートも打てるんだと思いました。自分でドリブルできるし、あそこから打たなくてもいい選手。日本ではあの位置から打っているのは見たことがありませんでした。ディフェンダーからしたら、あそこからシュートを打ってくれたらラッキー。何十回に1回のとんでもない一撃で、シュートに自信を持っていないと打たない。相手もこんなシュートを打ってくるのかと思ったはずです」

 栗原氏は、「ここまでの活躍だけでもほかの国のスカウトの目に留まっているはず」と言及。「どこ(のリーグ)でも通用する」と太鼓判を押したうえで、「個人的ではプレミアリーグで見てみたいですね。フィジカル、技術が高くなった舞台でどれだけできるか」とさらなるステップアップにも期待を寄せていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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