元日本代表MF松井大輔が左サイドの課題を指摘 南野&長友の「理想的」な連係とは?

左サイドで出場したDF長友佑都とMF南野拓実【写真:高橋 学】
左サイドで出場したDF長友佑都とMF南野拓実【写真:高橋 学】

右サイドは伊東が存在感も、左サイドは南野と長友が輝きを放てず

 森保一監督率いる日本代表は、1月27日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第7節の中国戦で2-0と勝利した。元日本代表MF松井大輔(Y.S.C.C横浜)は自身の公式YouTubeチャンネルで試合を振り返り、「左サイドの攻撃は強化していかないといけない」と指摘した。

 日本は前半13分にFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)がPKで先制点を奪うと、後半にMF伊東純也(ヘンク)が最終予選3試合連続ゴールで追加点を奪い、2-0で勝利した。ただ、ボール支配率61.4%、シュート14本を記録しながら4-5-1のブロックを組んだ2得点にとどまったという点では、物足りなさも否めなかった。

 松井は「最終予選は内容よりは結果を重視」とし、DF吉田麻也(サンプドリア)とDF冨安健洋(アーセナル)の守備の要2人を欠いた中での勝利を評価。DF谷口彰悟(川崎フロンターレ)とDF板倉滉(シャルケ)について、「CB2人がいないなかで、安定した働きをしたのではないかと思う。縦パスが勝負の分かれ目だったり、気の利いたパスがCBの方から供給されていた」と語った。

 一方、右サイドの伊東が存在感を発揮したなか、左サイドのMF南野拓実(リバプール)、DF長友佑都(FC東京)が輝きを放てなかったことにも松井は言及している。

「(左サイドバックの)長友くんを変えた方がいいんじゃないかとか、そういう話はありますけど、年齢的な話はどうでもいい。ポテンシャルを出し切れているか、求められているものを全部出しきれているのかは、どうかと思う(部分があった)。右(サイド)が攻撃的に優れていたし、伊東くんが得点している。今は右しかない。三笘(薫)くんが(左に)いたときは、攻撃のリズムが変わって、右は縦に早く、左はゲームを組み立てながらドリブルで揺さぶるゆっくりな攻撃もおもしろい。南野くんが中に入ってくるのであれば、長友くんが上がっていくのが理想的ではないか。左サイドの攻撃は強化していかないといけない」

 2月1日に行われる次節はグループ首位のサウジアラビアが相手となるだけに、攻撃オプションは1つでも多く確立しておきたいところだ。

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