Jリーグとはまったく違う? セルティック旗手が克服すべき「“長い足”問題」に現地注目

セルティックMF旗手怜央が自身の課題について言及【写真:Getty Images】
セルティックMF旗手怜央が自身の課題について言及【写真:Getty Images】

ハーツ戦で移籍後初ゴールを決めた旗手、リーチの長さや体の強さで違いを実感

 スコットランド1部セルティックのMF旗手怜央は、現地時間1月26日に行われた第23節の敵地ハーツ戦(2-1)に先発出場し、前半27分に強烈なミドルシュートで移籍後初ゴールを決めた。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたデビュー戦に続いて2戦連続でインパクトを残した24歳はスコットランドで課題を見つけたようだ。地元紙「ザ・スコッツマン」が報じている。

 旗手は前節ハイバーニアン戦(2-0)に続いて4-3-3の中盤の一角でプレー。相手陣内で奪ったボールをドリブルで持ち運び、ゴールまで約25メートルの距離から右足で矢のようなシュートをゴール左隅に突き刺さした。旗手は試合後、現地記者から「これ以上のゴールを決めたことがあるか」という質問に通訳を介さずに「ベスト・ゴール」と答えたという。

 自画自賛の一撃を決めて、2-1での勝利に貢献した旗手。一方で、2試合を戦ってみて課題も見えてきたようだ。旗手は会見でスコットランドリーグの選手のリーチの長さや体の強さがJリーグとは“まったく違う”と感じており、適応するためにさらなる改善が必要だと語っている。

 旗手は相手選手の体の強さや、リーチの長さがJリーグとはまったく異なるものだと感じているという。旗手は身長171センチながらフィジカル旗手は彼らと渡り合うためにも、環境に適応していく必要があるようだ。スコッツマンはこれについて「レオ・ハタテが克服しなければならないと考えている“長い足”問題」と報じた。

 旗手は簡単に当たり負けしないフィジカルの強さを備える。それでも長身の選手が多いスコットランドリーグではリーチの部分では不利を取る場面が出てくるだけに、身体の使い方やボールの奪いどころを変えるなど技術でカバーしていく必要もありそうだ。同紙は「絶え間ない自己改善の探求は優秀な選手の特徴」だとし、自身の課題に真摯に向き合う旗手の姿勢に賛辞を送った。

 デビューからの2戦で文句なしのパフォーマンスを見せた旗手。今後のさらなる活躍も十分に期待できそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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