セルティック旗手、「30ヤードのバズーカ砲」無回転ミドル弾に現地紙賛辞 得点力証明で評価上昇

セルティックに移籍後、初ゴールを決めたMF旗手怜央(写真左)【写真:Getty Images】
セルティックに移籍後、初ゴールを決めたMF旗手怜央(写真左)【写真:Getty Images】

第23節の敵地ハーツ戦に先発出場、旗手が移籍後初ゴールで2-1勝利に貢献

 スコットランド1部セルティックのMF旗手怜央は、現地時間1月26日に行われたスコティッシュ・プレミアリーグ第23節の敵地ハーツ戦に先発出場し、移籍後初ゴールを決めるなど2-1での勝利に貢献した。文字どおりゴールに突き刺さる強烈なミドルシュートは現地メディアから「30ヤードのバズーカ砲」と称されている。

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 前節のハイバーニアン戦(2-0)でセルティックデビューを飾った旗手。後半19分で途中交代となったが、ピッチを去るまで獅子奮迅のプレーでマン・オブ・ザ・マッチに選ばれる鮮烈なデビュー戦となった。FW古橋亨梧とMF井手口陽介は怪我、FW前田大然は代表招集と他3人の日本人選手が不在のなかで迎えたハーツ戦では自ら得点を奪えることも証明して見せた。

 4-3-3のセンターハーフの一角として出場した旗手は前半27分、相手陣内で奪ったボールを持ってドリブルで駆け上がるとゴールまでおよそ25メートルの距離から迷わず右足を振り抜いた。ボールは一直線にゴール左隅へ。元セルティックの名手GKクレイグ・ゴードンの守るゴールへ弾丸のような一撃を蹴り込んだ。

 旗手の先制点でリードを奪ったセルティックは、8分後にこれがデビュー戦となったMFマット・オライリーのアシストからギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスがネットを揺らした。後半に1点を返され、さらにPKを献上するピンチもあったが、相手のミスに助けられて2-1で逃げ切った。

 スコットランド地元紙「スコッツマン」による選手採点で、旗手は他4選手と並ぶチーム3位タイの7点とまずまずの好評価。チームトップ評価は中盤の底でチームをまとめた主将のMFニル・ビトンと決勝ゴールのギアクマキスの8点で、同紙は2人にスポットライトを当てたが、一方で旗手のゴールについても「30ヤードのバズーカ砲は関心を集めるものだった」と伝えている。

 正確なパスでのゲームメイクが光ったデビュー戦に続いて、今度は得点でもチームに貢献した旗手。オールラウンドなその活躍で今後もさらに評価を高めていきそうだ。

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