「何回もやめようと思った」 闘莉王を“挫折寸前”にさせた日本の部活カルチャーとは?

闘莉王氏が高校時代を振り返った【写真:荒川祐史】
闘莉王氏が高校時代を振り返った【写真:荒川祐史】

公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」で日本独特の部活カルチャーを回想

 青森山田(青森)の圧倒的な強さで幕を閉じた第100回全国高校サッカー選手権。かつて千葉県屈指の進学校を選手権に牽引した元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は日本の部活文化の1つ「罰走」に対するカルチャーショックを告白している。

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 闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」最新回のテーマは部活。東大進学率全国トップクラスの渋谷幕張高校にブラジルから留学した闘莉王氏はサッカー部で選手権進出に導くなど活躍したが、部活生活は驚きの連続だったようだ。

「日本人独特の厳しさ。ちょっとミスしたら走らされる。ちょっとうまくいかなかったら罰を与えられる。オレはミスしていないのに、なんで走らされないといけないのか」

 ブラジルでは体験することのなかった罰走という日本独特の部活カルチャーの洗礼を振り返った闘莉王氏。チームメイトがミスをするたびに、全員がグラウンド裏でダッシュをするという連帯責任に、「サッカーじゃないじゃん。この部活の厳しさというものは、ショックどころか。心が折れるぐらい。何回もやめようと思ったことがあった」

 サッカー王国ブラジルの流儀とは異なる高校の部活カルチャーに、挫折寸前だったと振り返る、興味深いテーマになっている。

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