「一度も忘れたことはない」 神戸FW武藤嘉紀が胸に秘める日本代表復帰へのビジョン

ヴィッセル神戸でプレーする日本代表FW武藤嘉紀【写真:小林 靖】
ヴィッセル神戸でプレーする日本代表FW武藤嘉紀【写真:小林 靖】

昨季神戸に加入し、リーグ戦14試合で5ゴールを記録

 日本代表は1月17日から5日間、国内組による候補選手のトレーニングキャンプを行う。昨年8月にJリーグに戻ったFW武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)は、A代表復帰に向けて「もう一度日本代表に戻るというビジョンは胸に秘めていた」とオンライン会見で語った。

 武藤は2020-21シーズン限りでスペイン1部エイバルを退団し、21年8月に神戸へ移籍。シーズン途中加入ながら、主に日本代表FW大迫勇也との2トップで、リーグ戦14試合に出場して5ゴールをマークした。

 神戸の加入会見でも、代表復帰に意欲を見せていた武藤。「どのサッカー選手にとっても日本代表は特別なもの」と強い意志を覗かせる。

「そういった気持ちは一度も忘れたことはないつもり。日本に帰ってきた時、もう一度日本代表に戻るというビジョンを胸に秘めていた。今回しっかりと形になって結果に出たのは嬉しく思う」

 武藤は2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)のメンバーに名を連ねたが、グループリーグ第3戦のポーランド戦(0-1)のみの出場に終わった。武藤自身、「本当に悔しい思いをした」と明かす。

「これはワールドカップでしか晴らせないと思う。まずはやることをしっかりやって、そこで選んでもらえるように良いパフォーマンスを継続するのが大事だと思う。前にいて相手の脅威になるゴール、アシスト、目に見える結果を出せる選手でなければいけない」

 武藤は野心を胸に、トレーニングキャンプで猛アピールに挑む。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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