ハメス・ロドリゲス、けいれんで倒れた相手選手の適切な救助に海外称賛 「ライバルの命を救った」

アル・ラーヤンのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】
アル・ラーヤンのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】

試合中に倒れた元マリ代表DFウスマン・クリバリの異変に気付いて適切な対応

 カタール1部アル・ラーヤンに所属するコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、試合中に心臓発作を起こして倒れた相手選手の救助に大きな役割を果たしたようだ。アル・ラーヤン公式ツイッターが伝えている。

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 アル・ラーヤンは、1月8日にアル・ワクラとのカタール・スターズリーグ第13節を迎えた。試合は前半19分、ハメス・ロドリゲスのコーナーキック(CK)から先制ゴールが決まり、アル・ラーヤンが先制する。

 しかし、前半40分過ぎにアル・ワクラの元マリ代表DFウスマン・クリバリがピッチに倒れ込み、試合は中断。けいれんを起こしたクリバリは、救護班に助けられた。試合はこのまま中止となったが、アル・ワクラはクリバリが無事に意識を取り戻し、命に別状がないことを発表している。

 クリバリが倒れ込んだ直後、その近くにいたハメスの初動が重要だったという。アル・ラーヤン公式ツイッターは、「アル・ワクラのドクターであるムクタル・シャバーン氏によれば、ハメス・ロドリゲスがウスマン・クリバリが倒れた直後に、彼が呼吸を正しくできるように頭の位置を直したことが非常に重要な第一歩を担った」と伝えている。

 コロンビア誌「Semana」は「コロンビアのヒーロー」と称え、メキシコのテレビ局「TUDN」も「ライバルの命を救った」と注目。イタリアスポーツ専門メディア「Fanpage.it」も「英雄」と称賛した。

 なお、10日には中断した時点から試合は再開され、ハメス・ロドリゲスは後半に2ゴールを記録。特に同27分の直接フリーキック(FK)は、芸術的なゴールだった。ハメスの2得点1アシストの活躍で、アル・ラーヤンは3-0の勝利を飾っているが、この試合における彼の活躍ぶりには、どんな評論家も否定的な意見を持つことはないだろう。

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