名将クロップに惚れ込むリバプール 就任9カ月で早くも契約延長交渉をスタート!

昨季リーグ8位も、クラブ側が2018年6月までの現行契約の延長を希望

 リバプールが昨年10月に就任したばかりの名将ユルゲン・クロップ監督との契約延長交渉を、早くもスタートさせたことが分かった。英公共放送「BBC」が報じている。

 49歳の名将は、昨年10月に解任された現セルティック監督のブレンダン・ロジャース氏の後任として就任した。昨季はリーグ戦8位に終わったが、リーグカップとUEFAヨーロッパリーグでは決勝に進出。惜しくも準優勝に終わったものの、就任1年目でのタイトル獲得まであと一歩と迫っていた。

 2018年6月までリバプールとの契約を残しているが、クロップ氏の手腕に惚れ込んだオーナーが早くも契約延長を希望し、申し出ているという。

 リバプールは近年、巨額の資金を移籍市場に投入しているが、監督の意向を反映しない悪名高き補強委員会の稚拙さから、費用対効果が極めて悪くなっている。そんな低迷する名門にとって、情熱とカリスマ性によって選手の心をつかみ、ボールロスト後の強烈なプレッシングと縦への鋭いカウンターを狙う代名詞「ゲーゲンプレス」をチームに植えつけるクロップ監督は、近年最大の補強と言えるのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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