モウリーニョがルーニーの起用法を断言 「中盤はあり得ない」とイブラヒモビッチとのコンビ結成へ

昨季や代表では中盤も“モウ・ユナイテッド”の最前線へ

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督がイングランド代表主将で中盤にコンバートされていたウェイン・ルーニーの起用法について「中盤はありえない」と明言。FWとしての起用法にこだわる方針を明らかにしている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 30歳を迎えたユナイテッドの主将は昨季ルイス・ファン・ハール政権下でストライカーから中盤に役割をシフトさせた。欧州選手権で16強アイスランド戦で敗退したイングランド代表でも中盤でチャンスメーカーとして奮闘。新境地を開拓してきた。

 だが、今季就任したモウリーニョ新監督はルーニーの起用法に異論を唱えている。

「彼はもはや背番号9(ストライカー)ではないのかもしれない。でも、彼は私にとって背番号6(守備的MF)ではありえない。ゴールから50メートル離れたところでプレーすることはない。私にとっては9番か10番か9.5番。6番や8番にはならない」

 指揮官はこう語った。トップやトップ下というゴールに近いポジション以外に、ルーニーを起用する考えはないという。

「フットボールではフィールド上に様々な役割がある。ネットにボールを突き刺す人間を探すことがより困難だ。選手は年齢に応じて個性を変化させる。彼らも少し変わっていくのが普通だ。だが、ネットにボールを突き刺す、生まれながらの欲求は変わらない」

 こう断言したスペシャル・ワンは大黒柱ルーニーを最前線で起用する方針を明らかにした。今季パリ・サンジェルマンから加入した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチと強力なタッグを組むことになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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