日本の高校サッカー「バズるゴール工場」 海外メディア絶賛「世界的に有名になった学校」にも注目

トリック珍FKを見せた高川学園と35秒のPKを見せた流通経済大柏【写真提供:オフィシャルサポート】
トリック珍FKを見せた高川学園と35秒のPKを見せた流通経済大柏【写真提供:オフィシャルサポート】

「驚くべきゴールによってその名を知られるようになった」と高校選手権を紹介

 第100回高校サッカー選手権の3回戦が1月2日に各地で行われ8強が出揃ったなか、海外メディアは「日本の高校サッカーはバズるゴール工場」「世界的に有名になった学校」と特集を組んでいる。

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 3回戦を終えた高校サッカー選手権は8校が勝ち残っており、1月4日の準々決勝で大津(熊本)×前橋育英(群馬)、東山(京都)×青森山田(青森)、静岡学園(静岡)×関東第一(東京B)、桐光学園(神奈川)×高川学園(山口)が激突する。

 ブラジルメディア「UOLエスポルチ」は「日本の高校サッカーはバズるゴール工場」とクローズアップ。「ここ数日、日本の高校サッカー選手権は驚くべきゴールによってサッカー界でその名を知られるようになった。全国高等学校サッカー選手権大会は、単に名前が長いだけでなく、Jリーグを凌ぐ伝統ある大会だ」と紹介した。

 話題を呼んだ代表的なゴールとして高川学園のセットプレーに言及し、「高川学園はセットプレーから2つのゴールを決め、世界的に有名になった学校である」と記している。

 1回戦・星稜(石川)戦でFKを獲得した高川学園は、相手エリア内で5選手が手をつなぎながら輪になって回転。キッカーの助走に合わせて輪をほどき、5選手が散らばってゴールを決めた。さらに2回戦・岡山学芸館(岡山)戦では、3人が分かれて2つの輪を形成。2つの円陣が回転し、キッカーの助走に合わせて散り散りとなり、FKの流れからゴールを陥れている。

 また1回戦の近大和歌山(和歌山)戦で、流通経済大柏(千葉)DF田口空我が披露したPKにも言及。「もう1つの有名なゴールは、流通経済大柏が34秒かけて助走を取り、GKのタイミングを外して決めたPKだ」と記し、主審の笛が鳴ってからシュートが決まるまで約40秒という長さを要したキックに触れた。

 ブラジルメディアは高校サッカーの自由な発想とトライに関心を寄せており、「味方の背中を使ったスローイン、フリーキックでの疑似壁など、セットプレーの多彩さは圧巻だ」と報じている。

 1月4日に準々決勝、同8日に準決勝、そして同10日に決勝が控えるなか、海外メディアが再び心を奪われるゴールやプレーが生まれるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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