「メッシは考え直すはずだ」 スアレスがバルサ盟友の代表引退宣言の撤回を確信

地元ラジオ局に語る 「本当にそうなったらサッカー界の悲劇だ」

 アルゼンチン代表からの引退を宣言して世界中に衝撃を与えたリオネル・メッシについて、バルセロナで同僚のウルグアイ代表FWルイス・スアレスは「考え直すはずだ」と宣言の撤回を確信している。ウルグアイ地元ラジオ局「Tenfield」に語ったもの。

「僕はメッシが考え直すと確信しているよ。どう考えても、彼はサッカーの歴史のなかでも最高の選手だ。彼は敗戦してしまったショックと悲しみのあまりに口走ってしまったんだと思うよ。もし本当にそうなってしまったら、サッカー界にとって悲劇だよ」

 メッシは南米選手権決勝のチリ戦で、PK戦にもつれ込むと1人目のキッカーとして登場。しかし、黄金の左足から放たれたシュートはクロスバーを大きく越えていった。結果、アルゼンチンはチリに敗戦。またしてもA代表で、メジャーな国際タイトルに手が届かなかった。

 PK戦の最中からうつむき、そわそわと落ち着かない仕草を見せていたメッシから衝撃の言葉が出たのは試合後のミックスゾーンだった。突如「代表のための時間は終わった」と、アルゼンチン代表からの引退を示唆した。その後、アンヘル・ディ・マリアやセルヒオ・アグエロ、ハビエル・マスチェラーノといった主力選手たちも追随する構えを見せる大騒動になっている。

 しかし、所属のバルセロナでブラジル代表FWネイマールも合わせて「MSNトリオ」と呼ばれる攻撃ユニットを組むスアレスは、その発言が敗戦のショックのあまりに口走った気の迷いであると話し、発言の撤回を確信しているという。クラブでの同僚からのエールとも取れるメッセージに応え、メッシはアルゼンチン代表でのプレーを継続するだろうか。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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