逆風のなかでイタリアを8強に導いた指揮官を愛弟子DFが絶賛 「コンテはマスターなんだ」

大会前に負傷者続出も王者スペインを破り8強へ ボヌッチが指揮官の手腕を讃える

 スペインの欧州選手権(EURO)3連覇の夢を打ち砕いたイタリア代表の守備の要DFレオナルド・ボヌッチ(ユベントス)が、アントニオ・コンテ監督のチームをまとめる手腕を「マスター」と絶賛している。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。

 イタリア伝統の“カテナチオ”が、スペインの攻撃を完璧に封じ込めた。前半33分、イタリアはFWエデル(インテル)の直接FKから、最後はDFジョルジョ・キエッリーニ(ユベントス)が押し込み先制すると、その後はGKジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)が最後の砦として構えた守備陣が、スペインの反撃を完全にシャットアウト。後半アディショナルタイムにFWグラツィアーノ・ペッレ(サウサンプトン)が追加点を奪って、2-0で完勝した。

 イタリアは大会前にMFクラウディオ・マルキージオ(ユベントス)やMFマルコ・ヴェラッティ(パリ・サンジェルマン)など、主力選手に負傷者が相次いだ。前回大会で準優勝も、今大会はスター不在と言われ、優勝候補に挙げる声も少なかった。しかし、ボヌッチはコンテ監督によってチームは団結し、タレント力不足を補うチームワークが勝利の要因と誇らしげに語っている。

「ミスター・コンテはとても重要な指揮官だ。彼はゲームプランを完璧に遂行でき、全ての試合で重要な存在だ。2年前から始まったこのプロセスは、必要不可欠なものだ。この代表チームは偉大なタレントを失ってしまった。だから僕らはチームとして一つになり、スタイルを持って戦わなければいけなかった。そういった面で、コンテはマスターなんだ」

 DFリーダーのボヌッチはユベントスでも指導を受けた指揮官の手腕を絶賛していた。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング