「すべての目が向けられている」 三笘薫、ブライトンでの注目度の高さにベルギー紙反応
好調なチームはベルギー国外からも関心を集める
ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズの日本代表MF三笘薫は、リーグ首位に立つチームで存在感を増している。地元紙は、「ブライトンではすべての目がミトマに向けられている」と伝えた。
三笘は筑波大から川崎フロンターレに入団した2020年、独特なリズムのドリブル突破と卓越した決定力で旋風を巻き起こし、ルーキー史上最多タイとなる13得点をマーク。2年目の21年もリーグ戦20試合で8得点を挙げると、自国開催となった東京五輪でも3位決定戦のメキシコ戦(1-3)では個人技から意地のゴールを奪い、打開力の鋭さを証明した。
自身初の海外挑戦となったベルギーリーグでも、10月16日に行われたリーグ第11節スラン戦(4-2)で途中出場からハットトリックを達成。その後に3試合連続スタメンと猛アピールし、A代表初招集も勝ち獲った。
11月26日の第16節ルーヴェン戦(1-3)では後半開始から出場。直後の後半5分、三笘がボールをカットして左へ展開し、そのままゴール前へ。左サイドからのクロスにジャンプしながら反応し、見事なダイレクトボレーで合わせて今季4ゴール目を陥れた。
ベルギー紙「Le Soir」は、「ブライトンではすべての目がミトマに向けられている」と見出しを打ち、レンタル移籍中の三笘の保有権を持つブライトンを引き合いに出し、注目度の高さを伝えている。
「ユニオンはベルギー国外でも関心を呼んでいる。ブライトンは人口30万人未満で、サンジロワーズの大株主であるトニー・ブルームが所有している。スペインのマルカや、イタリアのコリエレ・デロ・スポルトなど、有名メディアがベルギー1部の首位に立つチームの美しい物語に興味を持っている」
その中心にいる1人は、加入1年目の三笘と言っても過言ではないだろう。