“FKの名手”4人のデータを比較 C・ロナウド、メッシ、パイェ、ベイルのうち成功率1位は…

EUROで鮮烈弾を叩き込んだベイルは…

 スロバキア戦、イングランド戦と2試合連続FK弾を決め、EURO本大会で直接FKを決めた初の英国人選手となったベイル。しかし、クラブチームではそれほど多くのFKを成功させていないことが明らかになった。ここ7シーズンで83本のシュートを放ち、3得点。得点数(3)、成功率(3.6%)、枠内シュート率(26.5%)が4人の中で最も低かった。2013年2月14日に行われたUEFAヨーロッパリーグのリヨン戦(2-1)で1試合2本の直接FKを決めるなど、トットナム時代からFKのゴールを量産してきたイメージが強いが、今回は国内リーグとCLを対象とした調べとなったために数字がそれほど伸びなかった。またレアルでは、ロナウドとチームメートということで、直接FKのキッカーを務める回数が少ないことも、その要因の一つだろう。このEUROで観客の度肝を抜いただけに、来季はさらなるチャンスが訪れるかもしれない。

 単にFKキッカーと言ってもロナウドやベイルのようにパワフルで、全く軌道の読めない無回転シュートを武器とする選手もいれば、メッシやパイェのようにカーブのかかったシュートで正確にゴールの隅を狙うなど、キッカーのタイプも千差万別だが、その成功率の高さではいまだロナウドがトップレベルであることをあらためて証明する結果となった。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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