バルサ17歳、流出の危機…ファティ、ペドリに続く“1300億円”の契約解除金を設定か
MFガビの獲得へチェルシーが関心、バルサ側は新契約の締結を急ぐ
欧州王者のチェルシーが、シャビ・エルナンデス監督の率いるバルセロナに所属する17歳新星の獲得に乗り出すようだ。カタルーニャ・メディア「エル・ナシオナル」が報じている。
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チェルシーが目を付けたのは、バルセロナの下部組織出身であり、今シーズンからトップチームに昇格したMFガビだ。第3節のヘタフェ戦(2-1)でデビューを果たすと、続く第5節のグラナダ戦(1-1)では1アシストを記録。第13節のセルタ戦(3-3)まで、リーグ戦10試合連続出場を果たしている。すでに10月に行われたUEFAネーションズリーグ準決勝のイタリア戦(2-1)で代表デビューを果たし、スペイン代表の最年少出場記録を17歳2か月2日に更新している。
ガビとバルサの契約は、2023年6月までとなっているが現在、バルサはガビとの契約更新に動いている。というのも、現在のガビとバルサの契約には5000万ユーロ(約64億円)の契約解除金が含まれており、欧州のビッグクラブであれば十分に支払える金額だからだ。記事によると、「チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏は、彼が世界的なスターになることを確信しており、チーム内で最も重要な選手の一人にするべく獲得を望んでいる」という。
経済的に困難な状況に陥っているバルサだが、新星を格安で他クラブに譲る気はなく、新たに2026年までの契約延長を提示する見込みだという。そして、長期契約を結ぶとともに、FWアンス・ファティ、MFペドリと並ぶ10億ユーロ(約1300億円)の契約解除金条項を加えるという。
ガビはバルサでのプレーを強く望んでおり、契約延長に向けて大きな障害はないと考えられている。また、代理人が元バルサのスペイン代表MFイバン・デ・ラ・ペーニャ氏であることも、バルサにとっては安心材料かもしれない。
ペドリとガビという2人の若手は、チームのレジェンドであるシャビ氏と現ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの再来にも例えられている。バルサが新契約を結び、2人をとどめることに成功した場合、監督として復帰したシャビ氏が、どのように育てられるか注目を集めそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)