ドイツの猛攻を1失点に抑えた北アイルランド EURO初出場で耐えてつかんだ16強進出の快挙

ベスト16でウェールズとの英国対決を希望

 北アイルランドはドイツ戦で26本のシュートを浴びながらも、チーム一丸となった堅い守備を築き、最後の砦となった守護神のGKマイケル・マクガバン(ハミルトン)が好セーブを連発したことで失点を最少の1点に止め、これが結果に大きく影響を及ぼした。指揮官も1点の重みを理解して戦っていたチームに賛辞を送った。

「我々はこのグループが難しいことをよく分かっていた。我々が今夜見たのは、大差での負けを許すまいとしたチームの姿だった。試合を続けるためにできることを全て尽くした。3試合を終えて、我々はベスト16進出に相応しかった。選手たちも次のラウンドを戦う準備はしっかりとできるはずさ」

 決勝トーナメント1回戦では、グループAとBでそれぞれ首位通過を果たした開催国フランスかウェールズと激突する可能性がある。どちらと対戦したいかと問われたオニール監督は、「もし私が選んでいいのであれば、よりチャンスがあると考えて、ウェールズと答えるよ」と英国対決を希望するとコメントしていた。

 かつては元マンチェスター・ユナイテッドで活躍した故ジョージ・ベスト氏らを輩出しながら、大舞台の登場は1986年のメキシコ・ワールドカップ以来となった北アイルランド。初出場となったこのEUROでは、組織的な守備と選手個々のハードワークが光り、ダークホースとして快進撃を続けている。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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