「なんてジョークだ」 助っ人Jリーガー、日本の“2点目取り消し”の判定に疑問符

福岡でプレーする元スウェーデン代表DFエミル・サロモンソン【写真:Getty Images】
福岡でプレーする元スウェーデン代表DFエミル・サロモンソン【写真:Getty Images】

元スウェーデン代表DFサロモンソンが日本対ベトナム戦をチェック

 森保一監督率いる日本代表は、11月11日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第5節でベトナムと対戦。1-0で勝利したが、MF伊東純也(ヘンク)がカウンターからネットを揺らすもオフサイドで取り消しとなったシーンについて、元スウェーデン代表の助っ人Jリーガーは自身の公式ツイッターで、「なんてジョークだ」とゴールだと主張した。

 2勝2敗で11月シリーズを迎えた森保監督は、ベトナム戦にFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)、DF長友佑都(FC東京)ら経験豊富な選手を起用。右サイドバック(SB)にはDF山根視来(川崎フロンターレ)を入れ、MF遠藤航(シュツットガルト)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、MF守田英正(サンタ・クララ)とボランチ3枚体制で4-3-3システムを継続採用した。

 5バック気味のベトナムに対し、日本は前半17分、大迫が敵陣で相手を背負いながら落とし、MF南野拓実(リバプール)が左サイドを持ち上がって左足で折り返し。これをフルスプリントで駆け込んできた伊東が蹴り込み、素早い展開から日本が鮮やかに先制した。

 その後は一進一退の攻防が続くなか、日本は前半40分、立て続けのセットプレーを守ると一気にカウンターを仕掛け、スピードのあるドリブルで突破した伊東が貴重な追加点を右足でゲットしたかに見えた。しかし、オフサイドポジションの田中がシュート地点とGKを結ぶライン上にいたことがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言と映像確認で認められてノーゴールとなった。

 2019年にサンフレッチェ広島に加入し、翌20年からアビスパ福岡でプレーする元スウェーデン代表DFエミル・サロモンソンは、スポーツチャンネル「DAZN」で試合を観戦したようで、「明らかにゴールだ。なんてジョークだ。おいおい、頼むぜ」と英語でツイート。「競技規則に則った正しい判定だった」というファンからのコメントには、「うーん、(それには)同意はできない。でも、それがゲームの美しさで、我々はみんな自分の意見を持つことができる」と返答している。

 また、この日キレのある動きで攻撃を牽引した伊東のスピードに感嘆しつつ、「彼にスペースを与えると、とても危険だ。対戦相手は彼を封じ込める必要がある(言うのは簡単だけども)」と高く評価していた。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング