痛恨の2位通過に采配批判が高まるもイングランド指揮官は強気 「6人の入れ替えを楽しんだ」

ルーニー外しを糾弾されても動じず

 それでもホジソン監督は、自らの采配に自信をのぞかせている。

「もし試合に勝っていれば、みんな彼ら(この試合でメンバーから外れた選手)が恋しくなることはなかった。もし勝てなければ、チームの選択が間違っていたと言っただろう。以前にも、そういったことはあった」

 批判に対して反論を続けるホジソン監督。特に“ルーニー外し”については大きな注目を集めた。記者からルーニーが先発していれば勝てたのでは、という質問を受けても指揮官は動じなかった。

「その質問をそっくり返さなければいけない。変化は必要だったか? あなたはそう言うが、ウェインが先発したとして、他の選手が得点できなかったなかで、左のインサイドハーフでプレーしていた彼が得点をしていただろうか? ウェインもデレ(・アリ)もハリー(・ケイン)も、途中から出てきてチャンスを作った。私は6人の入れ替えを楽しんだよ。ウェールズ戦ではジェイミー・ヴァーディとダニエル・スターリッジを前線に置いて試合を終えた。みんなそれをポジティブに捉えていた。だから、いきなり彼ら2人の先発を含めた6人替えをしたんだ」

 グループB2位通過となり、決勝トーナメント1回戦ではグループF(ハンガリー、アイスランド、ポルトガル、オーストリアのいずれか)の2位チームと対戦することになった。ホジソン監督は強気の姿勢を貫くが、その采配は吉と出るのだろうか。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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