バルサに新たな暗雲 コウチーニョがプレー拒否で波紋「態度の悪さが非難されている」
ファティが負傷してコウチーニョらがアップするも、コウチーニョは起用されず
シャビ新監督の就任が決まったバルセロナは、現地時間6日にリーガ・エスパニョーラ第13節でセルタ・ビーゴと対戦し、3-3で引き分けた。この試合ではスペイン代表FWアンス・ファティが左足のハムストリングを負傷して途中交代するアクシデントに見舞われたが、代わりに入ると見られたブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョがプレーを拒否した可能性があると現地メディアが報じている。
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セルジ・バルファン暫定監督の下で敵地に乗り込んだバルセロナは、開始5分でファティが個人技から先制ゴールをゲット。同18分にはMFセルヒオ・ブスケッツのミドルシュートで追加点を奪うなど幸先の良い立ち上がりとなった。
さらに、前半34分にはテンポのいいパスワークで左サイドから攻撃を展開し、スペイン代表DFジョルディ・アルバのクロスをオランダ代表FWメンフィス・デパイが頭で押し込んで3-0。リードを大きく広げた。
しかし、前半44分にアクシデントが発生。先制ゴールのファティがスプリントの際に左足のハムストリングを痛めてしまい、プレー続行が不可能となった。バルファン暫定監督はすぐにベンチに声をかけ、ブラジル代表MFコウチーニョら複数選手がアップを開始した。
試合時間が残りわずかだったため前半は10人のまま試合を終え、バルファン暫定監督は後半開始と同時に2人の選手交代を行った。DFエリック・ガルシアに代えてDFロナルド・アラウホ、そしてファティに代えてDFアレハンドロ・バルデが投入された。真っ先にアップを開始したコウチーニョが起用されなかったことについて、カタルーニャのラジオ局「Esport3」は「コウチーニョがプレーを拒否した可能性がある」と報じた。スタジアムで試合を見ていた一部のジャーナリストたちが、そのように伝えていたという。
スペイン紙「マルカ」は、「結局彼は1分もピッチに立つことはなかった。彼の態度の悪さが非難されている。コウチーニョはスペイン人選手(ファティ)の代役として最も自然で、バルファンが最初に頼ろうと考えた選手だったが、努力とモチベーションの欠如によってそれは実現しなかった」と、コウチーニョの試合に臨む態度に問題があったと指摘している。
出場機会が限られているコウチーニョは、サウジアラビアのファンドに買収されたプレミアリーグのニューカッスル移籍など退団の噂が浮上している。去就問題がプレーに影響与えた可能性もありそうだ。
なお、バルセロナは後半に3失点し、前半のリードを守りきれずに3-3の引き分けに持ち込まれた。これでリーグ戦4試合未勝利で暫定9位となっている。