レアルの逸材アタッカー、まさかの“不遇続き”に現地注目 「非常にネガティブ」
ドルトムントへ期限付き移籍中のレイニエル、出場機会が限られ苦戦
レアル・マドリードは、2020年1月にブラジルの名門フラメンゴから獲得したMFレイニエルをブンデスリーガのドルトムントに期限付き移籍で放出している。将来的にレアルでの活躍が期待される19歳レイニエルだが、レアル・マドリード専門メディア「ディフェンサ・セントラル」は、レアルにとっての誤算を紹介している。
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まずは、スペイン国籍取得についてのものだ。レアルは当初、レイニエルにスペイン国籍を取得させる見込みだった。しかし、そのためには2年間継続してスペインに居住しなければならない。2020年1月にレアルに加入したレイニエルが、そのままスペインに残ることができていれば、2022年1月のタイミングでスペイン国籍の取得が可能になっていた。
世界中からスター選手を集めるレアルは、現在も外国籍枠が埋まっている状態にある。日本代表MF久保建英がスペイン国内のクラブへの期限付き移籍を繰り返しているのは、出場機会を求めることに加え、この外国籍枠の問題もあるとされている。今後、レイニエルと久保がレアルに復帰する際、互いの比較は避けられないだろう。
もう一つの誤算は、ドルトムントにおける出場時間の短さだ。昨年も冬の移籍市場で一度引き取り、別のクラブへ再レンタルすると話題になったレイニエルだが、今シーズンも状況が変わっていない。昨シーズン、計339分の出場時間にとどまったなか、ここまで公式戦7試合で156分間の出場となっている。
近年、スペイン代表DFダニ・カルバハルのレバークーゼン移籍、モロッコ代表MFアクラフ・ハキミのドルトムント移籍を成功させたレアルだが、レイニエルのドイツ挑戦は理想通りにいっていない。記事では「期待に応えるためにも出場時間を必要としている若い男の子にとって、非常にネガティブなこと」と、伝えている。
このままいけば、今年も冬の移籍市場で別クラブへのレンタル移籍の可能性などが報じられかねない状況だが、レイニエルはドルトムントで戦力として認められるようになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)