「私は冷静だよ」 元アルゼンチン代表FWクレスポ、サンパウロ指揮で進退問題も自信
サンパウロ監督就任後の成果を強調「明るい未来に向けて取り組んでいるんだ」
今年2月、元アルゼンチン代表FWエルナン・クレスポ氏は、ブラジルの名門サンパウロと2年契約を結び、監督に就任した。9月に入ってから公式戦7試合を1勝4分2敗という成績で終えたクレスポ監督には進退問題が浮上している。それでも、クレスポ監督はチームの状況が改善しているとして、続投に自信を見せている。米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版が報じた。
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アルゼンチン1部リーグのデフェンサ・イ・フスティシアをコパ・スダメリカーナ優勝に導いた手腕が評価され、サンパウロの監督に就任したクレスポ監督。しかし、サンパウロは全国リーグで6勝11分7敗の14位と苦戦が続いている。3日のシャペコエンセ戦を1-1で引き分けた後、クラブは役員会議を行い、クレスポ監督の続投を決定。しかし、7日のサントス戦(1-1)でも引き分けに終わり、アルゼンチン人監督は自身の進退をメディアに問われることとなった。外からは揺れているように見えるサンパウロだが、クレスポ監督はユーモアを交えて通常運転であると語った。
「サンパウロでは、普通の一週間だったよ(笑)。ここでは毎日、新しい問題が出てくる。私たちは問題の解決に取り組み、顔を上げて、改善しようとする。私たちは移行の1年を迎えているんだ。毎日毎日、積み上げている。困難な日も、楽な日もある。でも、私たちは全員が、自分たちがどこにいるかを分かっている。私がここに来た時、サンパウロがどこにいて、何をしていた、どこに行こうとしたのか。自分がやっていることが、何につながっているか把握しているから、私は冷静だよ。私たちは、明るい未来に向けて取り組んでいるんだ」
現在、14位のサンパウロは、降格圏の17位グレミオとの勝ち点差は6となっている。今年5月にはサンパウロ州選手権を優勝し、クラブに8年ぶりのタイトルをもたらしたクレスポ監督は、古豪サンパウロを強豪チームに戻すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)