「クラブを離れたいと頼んだ」 神童ムバッペ、PSG退団希望の“舞台裏”と“真相”に言及
「7月の終わりにはクラブを離れたいと伝えていた」と明言
フランス代表FWキリアン・ムバッペは、パリ・サンジェルマン(PSG)との契約が今季限りで満了する。クラブは契約延長を要求してきたなかで、ムバッペは天文学的数字のオファーを拒否。今夏にはレアル・マドリードへの移籍を阻止されたことを明かしている。
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今夏、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマらを加え、新たな銀河系軍団と評されているPSG。しかし、2017年にモナコに1億4500万ユーロ(約187億円)を支払って獲得した神童ムバッペは、チーム残留を望んでいないことをはっきりと表明した。
フランスのテレビ局「RMCスポーツ」のインタビューで、ムバッペは「クラブを離れたいと頼んだ。契約延長を望まないと決めた瞬間から、僕はクラブが移籍金を得て、質の高い代わりの選手を獲得できるようにしてほしいと思っていたんだ。多くをもたらしてくれたクラブであり、ここで過ごした4年間、そして今も、ずっと幸せだったからね。僕はクラブが動ける早い段階で自分の意思を伝えていた。全員が手と手を取り合い、納得できるような、良い交渉にしたかった。そして、『もし去ってほしくないなら、僕は残るよ』とも伝えた」と語った。
「人々は、僕が6回、7回も契約延長のオファーを断ったとか、(GMの)レオナルドと話をしたがっていないとか言っているが、それらは真実ではない。(移籍の可否を)判断するのは、僕ではない。でも、僕の考えは明確にしている。僕は早い時期に、クラブを離れたいと伝えたんだ。PSGが『8月の最終週になったから、移籍させてくれ』と僕が言ったように発信されたことは残念だよ。それは間違っているからね。まるで自分が泥棒のような気分になった。でも、7月の終わりには、クラブを離れたいと伝えていたんだ」
このコメントからも、PSGでプレーすることには満足しつつも、長期的にクラブにとどまる意向がまったくないことが明らかだが、ムバッペはこのまま移籍金ゼロでパリを離れることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)