レアルの来夏“ゼロ円”補強計画に現地注目 チェルシー独代表DFへ“年俸15億”提示か
ムバッペに加え、リュディガーの“フリートランスファー”を画策
スペインの強豪レアル・マドリードは、来季に向け攻守の目玉補強で「ゼロ円移籍」の好プレーヤーを確保すべく動いているという。スペインのレアル専門メディア「ディフェンサ・セントラル」がレポートした。
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レアルはすでに、今夏の時点でフランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペに、移籍金1億8000万ユーロ(約234億円)の巨額オファーを提示するも断られたとされている。しかし、ムバッペの契約が今季限りであるため、来季に向けて移籍金のないフリートランスファーで確保する可能性が非常に高いという評判だ。
それに加えてレアルが狙っているのが、チェルシーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガーだという。こちらもまた、チェルシーとの契約延長が整理されておらず今季限りで満了となる可能性があるため、年明けから直接交渉が可能になる。そこで合意できれば、こちらも「ゼロ円移籍」で確保することができる。
移籍市場に精通するイタリア人記者ファブリツィオ・ロマーノ氏の情報によると、レアルに復帰したイタリア人指揮官カルロ・アンチェロッティ監督は、今夏の時点でフランス代表DFラファエル・ヴァランとスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが退団したセンターバックにリュディガーの獲得をリクエストしたという。しかし、フロレンティーノ・ペレス会長の答えが「移籍金のない来季でなければ難しい」というものだった。
レアルは現在600万ユーロ(約7億8000万円)の年俸を受け取るリュディガーに、倍額の1200万ユーロ(約15億6000万円)を提示する意向だという。チェルシーも契約延長を諦めず、PSGも第3のクラブとして存在するとした。
新型コロナウイルスの影響でビッグクラブが受けた経済的なマイナスの影響はレアルも例外ではない。しかし、来季に向けてこれだけの実力者を移籍金なしで確保できれば、大きなプラスになるといえそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)