アグエロ彷彿の一撃! 大一番で“殊勲弾”、ブラジル人FWをペップ称賛「最高に幸せ」

シティFWガブリエル・ジェズス【写真:Getty Images】
シティFWガブリエル・ジェズス【写真:Getty Images】

チェルシー戦で決勝ゴール、ブラジル代表FWジェズスの働きぶりに指揮官が賛辞

 マンチェスター・シティのブラジル代表FWガブリエル・ジェズスは25日に行われたプレミアリーグ第6節チェルシー戦(1-0)で決勝ゴールをマークし、大一番での勝点3獲得に貢献した。ジョゼップ・グアルディオラ監督はジェズスについて、同監督体制における「最高の補強の1人」と称賛している。

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 24歳のジェズスは2017年冬の移籍市場でブラジルのパルメイラスからシティに移籍。19-20シーズンからはチームの背番号9を背負う。退団したアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(バルセロナ)の後継との期待もある一方、今季はアルジェリア代表FWリヤド・マフレズを差し置いて右ウイングのレギュラーに定着しつつあり、ここまで3アシストを記録するなどチームに欠かせない存在となっている。

 チェルシー戦でもグアルディオラ監督は3トップの中央にMFフィル・フォーデンを配置し、ジェズスを右のワイドのポジションで起用。持ち前の機動力やオフ・ザ・ボールの質の高さ生かしてチャンスメークする場面が見られたなかで、スコアレスで迎えた後半8分には試合の均衡を破る貴重な決勝点を挙げた。

 ショートコーナーから中央でパスを受けたDFジョアン・カンセロが左足でミドルシュートを放つと、これがペナルティーエリア内にいたジェズスの足元へ。DFを背負いながらうまくボールをキープしたブラジル人FWは足の裏を使った巧みなボールタッチでプレッシャーを避け、体を反転させながらシュート。MFジョルジーニョの足に当たってコースが変わったシュートはゴール右隅に吸い込まれた。アグエロを彷彿とさせるような力強さを感じさせるファインゴールだった。

 グアルディオラ監督は8月のクラブ月間MVPにも選ばれたジェズスを手放しで称賛している。

「誰か1人をベストとして選ぶとしたらそれはガブリエルになるだろう。彼は皆のために走ってくれる。ゴールを決めれば私も最高に幸せだ。前線の3つのポジションでプレーでき、それらを本当に上手くこなしてくれるんだ」

 ペップは「ガブリエルは倒れてもすぐに立ち上がり、またトライする」とジェズスの不屈のメンタリティーに言及し、そのうえで「彼は若く、我々が一緒にいた期間の中で最高の新戦力の1人だ」と2016年の就任以降に獲得した選手の中で最も影響力の高いプレーヤーの1人だと絶賛した。派手さはなくとも、チームへの貢献度が高いジェズスに対してグアルディオラ監督は全幅の信頼を寄せているようだ。

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