「小さい頃から憧れていたクラブ」とJ1制覇への思い 福西崇史×水沼宏太対談【後編】

横浜FMのMF水沼宏太【写真:Getty Images】
横浜FMのMF水沼宏太【写真:Getty Images】

【月間表彰】8月の「月間ベストアグレッシブプレーヤー」に横浜FMのMF水沼宏太を選出

「DAZN」のパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」では、各月ごとに各部門の表彰を実施している。「Football ZONE web」では、現役時代に強靭なフィジカルと戦術眼を武器に日本代表としても活躍した福西崇史氏に、その月に最もアグレッシブなプレーを見せた選手を選出してもらっている。

 福西氏が8月度の「月間ベストアグレッシブプレーヤー」に選出したのは、首位の川崎フロンターレを猛追している横浜F・マリノスのMF水沼宏太だ。実は、横浜FMからのベストアグレッシブプレーヤーの選出は、FW前田大然、DF小池龍太に続いて3選手目。先月は右サイドバックの小池がピックアップされており、同クラブの右サイドから2カ月連続しての選出となった。

 こうした賞を受賞できるのは、チームの成績から反映されていると感じている水沼は、「毎月ベストアグレッシブプレーヤーはF・マリノスから選ばれるようにしないといけないと思っています」と発言。チームが得点を増やすためにも、現役時代の福西氏が得意としていたプレーが必要といった話も飛び出した。

   ◇   ◇   ◇

福西 試合のなかで、チームメートのペアによっても動きを変えたりはしますか? 前の選手が動く選手だったら、あまり動かないとか、そういうことは意識しますか?

水沼 立ち位置はとても意識しています。僕がセレッソ大阪にいた時、(ミゲル・アンヘル)ロティーナ監督(現・清水エスパルス監督)と一緒に仕事をしていたのですが、その時はとても立ち位置を意識する1年になりましたね。

福西 それは攻撃も守備も?

水沼 そうです。攻撃も、守備もですね。すごく意識するようになりましたし、その後ろの選手のボールの持ち方、相手のプレッシャーのかけ方によって、自分がどこにポジションを取れば、どう前の感じが変わるかとか、すごく見るようになりました。でも、それってすごく楽しいんですよ。「こうだったら、こうだよね」という感じで、絵に描いたような立ち方ができたりするシーンが多くなるんです。F・マリノスの場合、ウイングは前の位置を取って張ってということがありますが、それはもちろんやらないといけません。幅を取ることでクオリティーの高い選手、走れる選手の良さも出せますし、それを出すのはもちろんやっていますが、それだけでは崩せない相手も対策をされて出てきています。そういう時に、立ち位置を意識していることは生きると思います。小池は、すごく僕の立ち位置を見てくれますし、意識して動いてくれるので、やりやすくできていますね。

福西 それがチームの幅、水沼選手の幅を広げているんだなと思いました。先月、小池選手もその話をしていましたし、お互いを生かし合う、使いあうことができているんだなと。

水沼 相手とガチャガチャぶつかりながらというやり方もあると思うのですが、いかに相手に触られない立ち位置を取りながら、自分の選択肢を増やしていくか。そういうサッカーも僕らはできると思うんです。その意味では、僕が途中から出た場合とか、選手の特徴が変わることでサッカーの仕方も変わり、また相手に「嫌だな」と思わせることも途中出場の選手の役割として重要だと思います。F・マリノスの選手は、ウインガーがドリブラーとか速い選手が多いなかで、僕は違う特徴で勝負しているので、そこはすごく意識しますし、相手の脅威になれるプレーができればいいなといつも思いながらプレーしています。

福西 クロスを売りにしている人が減っている気がするので、水沼選手には、そこでクロスを上げて「はい、一つ仕事をしたよ」みたいな職人になってほしいなと思います。

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