元英国代表FW、無所属状態に本音吐露 「子どもたちはバルサかシティに行くと思っているが…」

ニューカッスルを退団し、フリーとなっているFWアンディー・キャロル【写真:Getty Images】
ニューカッスルを退団し、フリーとなっているFWアンディー・キャロル【写真:Getty Images】

昨季限りでニューカッスルを契約満了となったアンディ・キャロルの現状は…

 元イングランド代表FWアンディ・キャロルは、昨季限りでニューカッスルとの契約が満了を迎え、現在は無所属の状態となっている。プレミアリーグはすでに新シーズンが始まっているが、現役続行の道を探っているようだ。英紙「ザ・サン」が報じている。

 ニューカッスルの下部組織出身のキャロルは2011年冬、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスに代わるストライカーとして、移籍金3500万ポンド(約53億円)でリバプールへ移籍。その後、ウェストハムで活躍したのち、2019年からは再びニューカッスルでプレーしたが、昨季はリーグ戦18試合1得点という結果にとどまった。

 ニューカッスルに再加入したあとは、試合に出られる状態を維持していたというキャロルだが、スティーブ・ブルース監督の信頼を勝ち取れなかった。この数年のキャリアの停滞を見れば、全盛期は過ぎた感があるが、彼の5人の子どもたちは、元イングランド代表のストライカーが、まだトップレベルでプレーできると信じているようだ。

「子どもたちは、僕がまだマンチェスター・シティかバルセロナと契約すると思っている。誰もが、それは起こりえないと分かっているけどね。それでも、僕にクラブを見つけるように後押ししてくれるし、僕もそうしたいと思っている。家族の前でプレーして、試合に勝ちたいんだ。僕の気持ち、情熱は少しも失われていない。趣味で収入を得られるんだから、僕は最高にラッキーだよ。生活のためにサッカーをしていなくても、友達とプレーしていた。それは間違いないよ」

 キャロルは昨季最終戦となったフルハム戦(2-0)をベンチで過ごした。クラブの首脳陣からは契約延長に向けた話し合いをすると約束されていたが、その後の連絡はなかったという。

「試合後に『会うかもしれないし、会わないかもしれない。どうなるか見てみよう』と言われて、それっきり。何も起きなかった。バスに乗ってその場を離れて、それ以来会ってないよ。そのまま契約が終了して、それっきりさ。それ以来、戻っていない。ロッカールームには、まだ僕の荷物がいっぱい入っているんだ。先日、用具係から電話があったから、今度、荷物を片付けにいかないといけないんだ」

 国内や海外からもオファーはあるというキャロルだが、家族のことも考えて移籍先を選ぶ意向だ。「この2年間、家族はエセックスにいて、僕はニューカッスルにいた。週末、学校が休みの時、彼らは会いに来てくれたけど、同じことはしたくないんだ。トルコをはじめ欧州のどこかに行くか、どうなるか分からない。理想としては、近くがいいが、そうでなければ喜んで遠くに行くよ」と、現役続行への強い希望を見せた。

 イングランド代表7試合2得点のストライカーは、現在32歳。新天地を見つけることは、できるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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