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レアルが再び移籍金史上記録を更新へ! ユベントスの至宝ポグバを156億円で獲得浮上
スペインメディア封じる 1億ユーロの男は1億2000万ユーロの男へ
レアル・マドリードがユベントスのフランス代表MFポール・ポグバにサッカー史上最高額の移籍金となる1億2000万ユーロ(約156億円)のメガオファーで獲得する可能性が浮上している。スペインメディア「fichajes.com」が報じている。
レアルのフロレンティーノ・ペレス会長はポグバ獲得を熱望し、昨夏もバルセロナなどに対するマネーゲームを仕掛けての獲得を狙っていた。その当時の獲得に必要だとされる移籍金から「1億ユーロの男」ともいわれたポグバだが、今季ユベントスの10番としてリーグ5連覇に貢献した今、さらにその価値は跳ね上がっているという。
レアルを率いるジネディーヌ・ジダン監督はポグバと同じフランス人だが、2001年夏にユベントスからレアルに移籍した過去を持つ。移籍金は1500億リラ(約100億円)とされ、当時の世界最高額だった。この記録は09年にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドからレアルに9600万ユーロで移籍する際まで破られなかった。そして、この記録を塗り替えたのは13年にトットナムからウェールズ代表FWギャレス・ベイルを9974万ユーロで引き抜いたレアルだった。
イタリア紙「ラ・レプブリカ」は、ユベントス側は3000万ユーロ(約40億円)での買い戻し条項がレアルに行使されることが濃厚なスペイン代表FWアルバロ・モラタとポグバを同時に引き抜かれることには難色を示しているという。レアル側は、モラタを6000万ユーロ(約80億円)でチェルシーに転売する計画を立てており、そうした駆け引きも今後繰り広げられる可能性が高いという。
過去にジダンがレアルに移籍した際のユベントスは、その資金をもとにイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン、フランス代表DFリリアン・テュラム、チェコ代表MFパベル・ネドベドといった実力者たちを一気に補強した。そうした経緯もあるだけに、ポグバの実力は飛び抜けているものの超高額オファーに対しては首を縦に振る可能性もある。
10日に開幕する欧州選手権で、地元フランスの中盤を支える中心選手として出場するポグバだが、レアルは自らの移籍金記録を更新するフットボール界震撼のメガディールが実現しそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images