左肩脱臼も強行出場のハメス 2戦連発弾も「手術が必要」とコロンビア代表監督が明かす

米メディア報じる 南米選手権で絶好調も手術なら長期離脱が濃厚か

 コロンビア代表のホセ・ペケルマン監督が、左肩を脱臼しながらも7日のコパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権)で先発出場したMFハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)について、手術が必要な状況であることを明らかにした。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 大会初戦のアメリカ戦で左肩を脱臼し、途中交代となったハメスはこの日、サプライズ先発を果たした。前半30分に左足で強烈なゴールを決める活躍を見せ、2-1勝利とグループステージ突破に貢献した。

 だが、その状態は実に危ういものだった。ペケルマン監督は「この怪我が再発することは理解している。彼には手術が必要だ。レアル・マドリードにはすでに通告してある」と語っている。アメリカ戦後半のベンチでは、トレーナーがなんとかハメスの抜けた関節を整復するために必死の治療に当たっていたが、左肩は脱臼しやすい状況になってしまったようだ。

 そうしたなかで、パラグアイを相手に故障の影響を感じさせないプレーを披露したハメスだが、再発防止の手術を決断した場合は長期離脱を余儀なくされる。南米選手権での活躍により、レアル側が売却を取りやめたとスペイン地元紙「AS」に報じられたばかりのハメスだが、手術となれば来季の去就にも大きな影響を与えるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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