“物足りない”日本の攻撃、「救いになった」選手は? 中国戦出場14人を金田喜稔が採点

鎌田のコンディションは戻りきらず【写真:©JFA】
鎌田のコンディションは戻りきらず【写真:©JFA】

鎌田のコンディションは戻りきらず「ドイツで結果を残してほしい」

<途中出場>
■原口元気(ウニオン・ベルリン/MF/←後半5分IN)=★★★

 古橋の怪我により後半の早いタイミングからの出場となった。精力的に上下動し攻守に貢献。決定的なプレーこそなかったものの、闘う気持ちを見せた。

■鎌田大地(フランクフルト/MF/←後半31分IN)=★★★

 すべてを判断しきれるほどの出場時間を与えられなかったが、オマーン戦での低調なパフォーマンスを引きずっている印象。気持ちは見せていたものの単発な動きが多く、自分のやりたいサッカーを表現するために他の選手に要求できるほどコンディションは戻っていない。とにかくドイツでしっかりと試合に出て結果を残してほしい。個人的には現在の日本代表で最も期待している1人で、攻撃時のあらゆる局面で輝ける選手だと思っている。本当の意味でチームの中心になってほしい。

■佐々木翔(サンフレッチェ広島/DF/←後半43分IN)=評価なし

 試合終了間際に長友に代わって投入された。パフォーマンスを判断するほどのプレー時間がなく、評価の対象外。本来であれば無所属の長友を上回るパフォーマンスを見せて、先発入りの評価を得たいところだ。

[PROFILE]
金田喜稔(かねだ・のぶとし)

1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。
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(金田喜稔 / Nobutoshi Kaneda)



金田喜稔

かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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