来季ミラン新監督にペジェグリーニ急浮上! 母国メディアがイタリアへ向け出国と報じる

今季までマンCを率いた知将が名門の救世主となるのか

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランの新監督に、今季までマンチェスター・シティの指揮を執ったマヌエル・ペジェグリーニ氏が急浮上している。母国チリの地元紙「ラ・セグンダ」が、「ペジェグリーニがミランの救世主に」と報じている。

 同紙によると、ペジェグリーニ氏は現地時間7日午前にイタリアへ向けて飛び、それがミランと契約を交わすためだとしている。

 ミランはシルビオ・ベルルスコーニ会長が、心不全によって病院に緊急搬送されるという激震が走ったばかりだが、所属政党の「フォルツァ・イタリア」は「命に別状はない」との声明を発している。中国企業グループ・アリババへの株式売却交渉が進められている渦中にあるミランだが、ペジェグリーニ氏で次期指揮官が一本化されたのだろうか。

 指導者としては、母国チリの数クラブ、隣国アルゼンチンの名門リバー・プレートの監督を経て、2004年にスペイン・ビジャレアルの指揮官としてヨーロッパへ。その後は、レアル・マドリード、オイルマネーで補強を繰り広げた当時のマラガ、そしてマンチェスター・シティの監督を歴任してきた。

 これまで来季のミラン指揮官の候補には、セビージャを率いているウナイ・エメリ監督の名前が上がっていたが、エメリ氏はパリ・サンジェルマンからオファーを受けているとされている。それもあり、ペジェグリーニ氏に方向転換することになったのかもしれない。

 2020年6月まで契約延長する方針が報じられた本田の去就にも影響を与えそうなミランの新監督人事は、新たな局面を迎えることになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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