“禁断の移籍”を猛プッシュ バルサ不動のSBがレアル生え抜きMFに「うちのチームに来るといい」

スペイン代表同僚バスケスの獲得を望むアルバ

 バルセロナのDFジョルディ・アルバが、レアル・マドリードのMFルーカス・バスケスの勧誘を行っていることを、スペイン紙「フットボール・エスパーニャ」が報じている。

 レアルの下部組織で育ったバスケスは、当時トップチームに昇格できなかったため、2014年にエスパニョールへ期限付き移籍したものの、2015年に”白い巨人”に復帰。先月28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝のアトレチコ・マドリード戦では後半途中から出場を果たし、PK戦では1人目のキッカーを務め、レアル11度目の欧州制覇に貢献した。

 スペイン代表で同僚のアルバは、3連覇が懸かるEURO2016を目前に、バスケスへ“禁断の移籍”を勧めている。

「彼の持つクオリティーと、瞬発的なスピードは素晴らしいよ。ルーカスの攻守に渡る働きは目を見張るものがある。彼はどのチームでも重要な存在になれる。先発、途中出場のどちらからでも、試合に変革をもたらすことができる存在だからね。僕は彼がうちのチームに活躍の場を移すことを望んでいるよ」

 レアルとバルサはサッカー界最大の宿敵関係にあり、ルイス・フィーゴがバルサからレアルに移籍した際は大暴動に発展し、今でも史上最大の“裏切り移籍”として語り継がれている。バスケスの魅力を、インタビューを通してプレゼンテーションしたアルバだが、バルサへの禁断の移籍の可能性は残されているのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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