メッシ抜きでもアルゼンチン強し! 南米選手権初戦で前回王者チリをディ・マリア弾などで2−1撃破

脱税疑惑で出廷したメッシは故障も重なりベンチで温存

 スーパーエース抜きのアルゼンチンが前回決勝のリベンジを果たした。「コパ・アメリカ・センテナリオ」のグループD第1節、最大の注目カードのアルゼンチン対チリが6日(日本時間7日)に行われ、FWリオネル・メッシ(バルセロナ)を脱税疑惑に関する出廷などの影響でベンチに温存しながら昨年大会優勝のチリを2-1で一蹴した。

 FIFAランキング1位のアルゼンチンと同5位のチリとの激突は、昨年チリで行われたコパ・アメリカの決勝カードの再現となった。前回対戦はPK戦での決着となったが、強豪国同士の雌雄を決する再戦として注目を集めていた。

 アルゼンチンの背番号10、メッシは先月の国際親善試合ホンジュラス戦で腰を強打し途中交代を余儀なくされた。5億円の脱税容疑で先週末にはバルセロナ裁判所に出廷するなどコンディション面に大きな不安があり、ベンチメンバーから外れた。一方、前回優勝国のチリはMFアルトゥーロ・ビダル(バイエルン)、FWアレクシス・サンチェス(アーセナル)がスタメンに名を連ねるなど、盤石の布陣で臨んだ。

 そんな中で、意地を見せたのはアルゼンチンの“メッシ以外”のビッグネームだった。緊迫した展開が続いた前半を0-0で辛抱強く折り返すと、後半6分、高い位置からのショートカウンターからMFアンヘル・ディ・マリア(パリ・サンジェルマン)が左サイドでトラップするやいなや左足でシュート。虚を突いた一撃でバルセロナの守護神クラウディオ・ブラボのニアサイドを破った。

 

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