「フィジカルモンスター相手に良さが出る」 三笘薫、欧州での“ブレイク”を闘莉王確信
「闘莉王TV」で三笘を特集、“ベルギー経由プレミア行き”は「悪いことではない」
東京五輪代表MF三笘薫はプレミアリーグのブライトンに完全移籍し、今季はベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに移籍することが決まった。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、黒人選手ら強烈なフィジカル能力を持つ実力者がひしめくプレミアリーグと三笘の相性を分析。独特のドリブルのリズムとステップから、「フィジカルモンスター相手に良さが出る」と予想。Jリーグが生んだ至宝の欧州でのブレイクに太鼓判を押していた。
ベルギー経由でプレミアの舞台に挑戦することになったドリブラーを常々評価していた闘莉王氏。自身のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回では、三笘の海外移籍をテーマに語っている。
「良いと出るか、悪い方向に走るか……僕はいいことだと思う。ちょっと違った環境でヨーロッパの雰囲気に慣れる(ことができる)。レベル的にはベルギーのサッカーはプレミアに比べると下なので、そういうところで違いを出す。経験したうえで、プレミアに臨むのも悪いことではない」
昇格組ながらベルギー1部で首位に立つサン=ジロワーズだが、ハイレベルなプレミアで活躍するために最良の“ステッピングストーン”になると闘将は分析している。
ベルギー1部リーグもプレミアリーグも、黒人選手が数多く活躍している。特にプレミアでは“フィジカルモンスター”がひしめくが、華奢なイメージのある三笘にとっては変幻自在のドリブルの“お得意様”になると闘莉王氏は分析している。
「フィジカルモンスター相手に三笘の良さが出る。ステップの踏み方、リズムの違い、タイミングの感覚が測れない。三笘のリズムは通用する」
東京五輪3位決定戦のメキシコ戦でも、圧巻の突破から意地のゴールを沈めていた三笘。9月の日本代表メンバーには招集されなかったが、闘莉王氏は欧州での大ブレイクを予想していた。