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ブラジル代表があわや敗戦危機も”誤審”に救われる! コパ初戦で格下相手にスコアレスドロー
トラブル続きのセレソン エクアドルとの初陣を勝利で飾れず
カナリア軍団は美しい音色を奏でることなく、初戦を終えた。4日(日本時間5日)に南米選手権初戦でエクアドル代表と対戦したブラジル代表は、前半に圧倒的に攻めたもののゴールを奪えず。後半はトーンダウンし、さらには疑わしいジャッジによってエクアドルのゴールが取り消される場面もあり、スコアレスドローに終わった。
前半のブラジルの攻撃には迫力があった。中盤の中央には、レアル・マドリードの一員としてUEFAチャンピオンズリーグを制したばかりのMFカゼミロが君臨。左サイドに起用されたリバプールのMFフィリペ・コウチーニョを中心に、右サイドのDFダニエウ・アウベス(バルセロナ)のオーバーラップも効果的に機能して多彩な攻撃を繰り広げた。しかし、体力的にもフレッシュなエクアドル守備陣を最終局面で崩しきれず、逆にカウンターのピンチも散見されるなかで前半を0-0で終えた。
後半はブラジルが一気にトーンダウンした。ボールの動きが前半に比べてはるかに遅くなり、攻撃の有効性を欠いた。ゴールの気配が全く感じられないまま時間が流れていく。
そして同21分、疑惑のジャッジが生まれた。エクアドルが左サイドから攻撃を仕掛けると、スルーパスがやや長くなったところを必死に追ったMFボラーニョスがゴールライン際で強引に左足でボールを中央に返した。アウトサイドにかかったボールはゴール方向に向かい、ブラジルGKアリソンが難なく処理するかに思われたが、まさかのキャッチミスでボールはゴールの中へ。エクアドルイレブンとベンチが歓喜に沸いた。
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