「正真正銘の天才」 レアル21歳FW、“不意打ち”の技巧的ゴラッソを海外メディア絶賛
レバンテ戦で2ゴールのヴィニシウス、相手GK呆然の技あり同点弾が話題
レアル・マドリードは現地時間22日、リーガ・エスパニョーラ第2節でレバンテとアウェーで対戦し、激しい撃ち合いの末に3-3で引き分けた。相手に二度リードを奪われる苦しい展開のなか、チームを救ったのは21歳のブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールだ。特に後半40分に決めたこの日2点目のゴールが、「正真正銘の技術的な天才」と海外メディアから称賛されている。
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昨季2位で2年ぶりのリーガ制覇を狙うレアルは、開幕戦でアラベスに4-1で快勝。2戦連続のアウェーゲームとなったなか、試合は序盤から点の取り合いとなった。前半5分にFWギャレス・ベイルのゴールで先制したレアルだったが、後半1分、12分と失点。この状況で輝きを放ったのが、同14分に投入されたヴィニシウスだった。
同28分、MFカゼミーロからの縦パスに抜け出すと、相手GKアイトール・フェルナンデスのタイミングを外すような左足のシュートでゴール右隅に流し込んだ。だが6分後、レアルは再び失点。2-3となった状況で、再び21歳のブラジル人アタッカーがチームを救う。
右CKは一度相手にクリアされるも、レアルは左サイドに展開。ペナルティーエリア内でFWカリム・ベンゼマが受けると、その外を回ったヴィニシウスにパス。縦に進出したブラジル人FWは右足アウトサイドでコントロールすると、角度のない位置だったが右足のインフロントでボールを引っかけるように浮かせてシュート。意表を突いたタイミングで放たれた一撃にGKアイトールは一歩も動けず、絶妙なカーブを描いたボールは右ポストを叩いてゴールネットを揺らした。
この技巧的な一撃に海外メディアも反応しており、スペイン放送協会「RTVE」公式ツイッターが2点目のシュートについて「正真正銘の技術的な天才」と綴れば、スペイン紙「マルカ」も「絶対的な狂気」「ブラジル人は魔法をかけ、不可能なシュートを放つ」と表現。ほぼ角度のない位置からファーサイドに決めきり、救世主となった活躍を称えていた。