ハリル監督の“KY人選”に選手、スタッフが大ブーイング! ジャガー浅野がPK誘発も最初に選んだキッカーは…

一度は宇佐美を指名するもベンチからの反発に折れた

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が3日のキリンカップ・ブルガリア戦で後半42分に代表初ゴールをなるPKをFW浅野拓磨(広島)が決めたが、当初はFW宇佐美貴史(G大阪)をキッカーに任命し、ベンチの選手、スタッフから大ブーイングを受けたことを明らかにした。

 圧巻のゴールショーとなったブルガリア戦で、ハリルジャパンのベンチでドラマが繰り広げられた。後半42分に浅野が右サイドを突破して奪ったPKのチャンスで、指揮官はキッカーに宇佐美を選んだ。キッカー役を務めるFW本田圭佑(ACミラン)、MF香川真司(ドルトムント)、FW岡崎慎司(レスター・シティー)はピッチにいなかった。最もシュートスキルの高いテクニシャンを選んだ格好だったが、この選択には思わぬ反発があったという。

「PKについてだが、最初は宇佐美に蹴らせようと思ったが、ベンチの人間が全員声を荒げて『浅野に!』と言っていた。試合も試合だったので、浅野に報酬を与えようと思い、彼にチャンスを与えて、みんなを喜ばせることにした。スタッフも、選手も、いい雰囲気を作ってくれている」

 スタッフやベンチの選手たちからキッカー選出でブーイングを受けたことを認めた。浅野が自ら獲得したPK。しかも、決めればA代表初ゴールのチャンスだった。7人兄弟の大家族の浅野は三重県出身で、ご当地の豊田スタジアムには家族がやってきていた。そのため指揮官が宇佐美をPKキッカーに指名したのは“空気が読めない”と映ったようだ。

 

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