日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは3日、バルセロナのスペイン代表DFマルク・バルトラの移籍加入が決定した。クラブが公式サイトで4年契約を結んだことを発表した。

　ドルトムントは今季終盤戦に長年チームの顔だったキャプテンのドイツ代表DFマッツ・フンメルスが宿敵バイエルン・ミュンヘンへの“裏切りの移籍”が発表されたことで、来季のブンデスリーガとUEFAチャンピオンズリーグ（CL）などを戦う上でセンターバックの補強は必須ポイントとなっていた。そこで注目したのはバルセロナではサブの座に甘んじているバルトラだった。

　バルトラは今季リーグ戦で13試合の出場に終わったが、身長183センチながら空中戦の強さを持ち、バルセロナのカンテラ（下部組織）出身らしい柔らかなテクニックでビルドアップ能力やフィード精度にも長けている。最終ラインから攻撃の起点となったフンメルスの代役としては打ってつけの存在だった。