欧州勢相手に「チャレンジしたい」と語る柏木 浦和での”前向きの守備”をハリルJで示せるか

今季の浦和で球際の強さを示している左利きの司令塔

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が高く評価するレフティー柏木陽介(浦和)が、3日のブルガリア戦に向けて「出たらなんとしても得点に絡みたい」と意気込んでいる。

 ハリル監督から貴重な左利きである上に、球際で戦っていることを高く評価されている柏木は、今季の浦和で取り組んでいる前線のプレスに積極的に参加して、前向きにボールを奪って二次攻撃につなげるプレーを日本代表でも発揮したいと考えている。

「監督にデュエルとよく言われているので、その部分でしっかり戦っていけるか。もちろん負けるシーンもあると思いますけど、そのなかでも勝つシーンを増やしていきたい。激しく来ているなかで、どれくらい自分ができるかというところは、どんどんチャレンジしていきたいと思う。それができれば、また自分が成長する糧になると思います。引いた時の守備の良さは、自分はそんなに出せる方じゃないので、切り替えて前に行くとか、前向きの守備を見てもらえていると思うので、そこはどんどん出していきたい。自分が高い位置でボールを奪って、それが二次攻撃につながるシーンというのが、クラブではできている」

 今季の浦和は、AFCチャンピオンズリーグで昨季のアジア王者である広州恒大(中国)や、韓国Kリーグで首位のFCソウルを相手に激闘を繰り広げた。ベスト16で敗退となったものの、その戦いを見る限りは日本勢苦戦の定説となっている球際の弱さを感じさせることはなく、互角以上に渡り合っていた。柏木はボランチとして、そのチームの中心に君臨。低い位置に下がってのゲームメークだけでなく、前線もサポートする運動量、ボールを奪われた後にプレスに参加する姿勢が際立っていた。それを、代表での戦いに生かしたいという。

 

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