悪童!暴君!そして被告!! 英メディアの「EURO落選ベスト11」企画で衝撃の3トップが選出

”ミラクル・レスター”の司令塔の名前も

 そして3連覇を目指すスペインでは、ハビ・マルティネス(バイエルン)がEURO出場を逃した。ビルドアップ能力と守備能力は非常に高いが、最終ラインにはジェラール・ピケ(バルセロナ)やセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)、中盤でもセルヒオ・ブスケッツ(バルセロナ)ら多くの名手が揃い、ブンデスリーガ屈指の中盤の実力者も異様にハイレベルなスペイン代表で23人枠に入れなかった。

 中盤では日本代表FW岡崎慎司の同僚MFダニー・ドリンクウォーターの名前が挙がった。オッズ5001倍のリーグ優勝を果たした”ミラクル・レスター”の立役者となった勢いそのままに、代表最終候補に選出された。だが、ロイ・ホジソン監督は故障明けのジョーダン・ヘンダーソン(リバプール)とジャック・ウィルシャー(アーセナル)を選択。この決断には、現地サポーターがSNS上で怒りの声を挙げている。

 “復活の天才ドリブラー”こと、ハテム・ベン・アルファ(ニース)はホスト国のメンバーに選ばれなかった。フランスリーグ復帰1年目で公式戦36試合18ゴールの成績を残し、バルセロナなど各国メガクラブが注目している。しかし、アントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)ら猛者がいるなかで、ディディエ・デシャン監督は不要との決断を下した。

 ドイツからは、カリム・ベララビ(レバークーゼン)の選出外を驚きと取り上げている。チーム3位となる6得点を挙げた26歳のアタッカーだが、ユリアン・ドラクスラーやアンドレ・シュールレ(ともにヴォルフスブルク)を上回るインパクトを残せなかった。

 ハビ・マルティネスと同じく、スペインの厚い選手層に阻まれたのはイスコ(レアル・マドリード)だ。しかし、ビセンテ・デル・ボスケ監督はレアルの同僚MFルーカス・バスケスを選出しており、本人としては悔しさが残るだろう。

 

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