EURO落選の”悲運の天才”ロイスが重傷と判明 恥骨炎で全治4カ月、来季開幕が絶望に

ドルトムントも痛恨! 戦列復帰は10月か

 欧州選手権(EURO)のドイツ代表から外れたドルトムントのMFマルコ・ロイスが、思わぬ重傷であったことが明らかになった。ドイツ紙「ビルト」が報じている。

 ロイスは23名のドイツ代表メンバー発表時に、ヨアヒム・レーブ監督が「彼はまっすぐしか走れない状況だ。負荷の強い大会で耐えられるのか、とても疑問に思っていた。彼と我々のために最良の選択だった。健康状態が完璧なら、彼は我々にとって最大の財産なのだが」と話し、負傷による離脱だったことが明らかになっていた。しかし、その症状は想像以上に重く、恥骨炎により全治4カ月の重傷であるという。

 これにより、新シーズンの始動日である7月4日の合流はおろか、8月26日の来季ブンデスリーガ開幕戦にも間に合わないことが確実になった。トレーニングへの合流は10月頃にまでずれ込む見通しで、ドルトムントはエースを欠いた状態で来季の戦いをスタートすることになる。

 2014年ブラジル・ワールドカップは左足首の靭帯断裂、そして今年のEUROでは恥骨炎と、ビッグトーナメントの直前に相次いで重傷に見舞われたロイス。18年のロシア・ワールドカップでは、この負の連鎖を断ち切って世界にその才能を見せつけることができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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