ご意見番リバウドがメッシの電撃退団に持論 「バルサよりもラ・リーガにとって痛手」
PSG移籍が近いとされているが、シティへの移籍を推奨
バルセロナは現地時間5日、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団を発表した。チームのキャプテンであり、最多得点者であり、史上最多6度のバロンドール受賞者の放出は、世界的ビッグニュースとなっている。クラブOBでもある元ブラジル代表FWリバウド氏は、英ブックメーカー「Betfair」のコラムで、「メッシの離脱はバルサよりも、ラ・リーガにとって痛手になる」と、持論を展開した。
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ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが2018年夏にレアル・マドリードからユベントスへ移籍した後も、メッシはバルサで活躍を続け、同時にリーガ・エスパニョーラの顔的存在であり続けた。現在、メッシはパリ・サンジェルマン(PSG)やマンチェスター・シティ、チェルシーといったスペイン以外のクラブへの移籍が報じられている。
リバウド氏は、「リオネル・メッシのバルセロナでの偉大なストーリーが終わりを迎えたのは、実に残念なこと。カンプ・ノウは彼を恋しく思うだろうが、彼を失うことでラ・リーガも衰退する。彼の才能と世界的な知名度は、リーグにとって極めて重要だった。彼がファンに対して、しっかりと別れを告げられないことは不運だ。コロナ禍であり、契約が満了をした今、満員のカンプ・ノウが最後のスタンディングオベーションを彼に捧げる様子の実現を想像することは難しい。だが、いつの日か彼は帰って来て、ファンに受け入れてもらえると思う」と語った。
今後、メッシがどこでキャリアを続けるかは、世界的な関心事になっているが、リバウド氏は、マンチェスター・シティへの加入が最善と考えている。その理由として、ジョゼップ・グアルディオラ監督の存在を挙げている。
「34歳という年齢で、彼は絶頂期にいる。最高のクラブで、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)も戦えるだろう。シティのグアルディオラ監督は、CL制覇を切望しており、そこに行き、彼のことをよく知る監督と、偉大な選手たちとプレーすることは、良い選択になるだろう。良き理解者であり、良い関係にあるグアルディオラ監督であれば、メッシが最高レベルでキャリアを長く続ける手助けもしてくれるはずだ」
そして、リバウド氏が最後にラ・リーガへ対して忠告をしている。
「メッシの退団はバルセロナよりも、ラ・リーガにとって痛手になる。アルゼンチン人のマエストロの存在は、世界中の人々がラ・リーガをTVで観戦する理由の一つだった。もちろん、ルールはルールだ。それでも、このようなメッシの去り方を避ける方法を、ラ・リーガも探すべきだった。FFP(ファイナンシャル・フェア・プレー)ルールを厳格に守ろうとしたことは尊重する。だが、世界最高の選手を失ったことで打撃を受け、近い将来、この決断を悔やむことになるだろう」
メッシという絶対的なシンボルを失う可能性が高いラ・リーガは、新たなスター選手を見出すことができるだろか。
(FOOTBALL ZONE編集部)