栄光の「7番」も人員整理の対象に？

　3人目は、日本では「香川真司のライバル」と報じられることも多いMFアドナン・ヤヌザイだ。今季は開幕前にドルトムントに期限付き移籍したが、出場機会を得られずに冬の移籍市場でユナイテッドに復帰した。「モウリーニョの方がヤヌザイをうまく使えるかもしれないが、出口のすぐそばに立っている事実は変わらない」と、放出の可能性が高いとした。

　さらに、今季開幕前に獲得したMFモルガン・シュナイデルランもここに名を連ねている。「モウリーニョ好みの運動量がある選手だが、クラブはキャリックと契約延長し、ルーニーもこのポジションでプレーする。さらに、このポジションは監督が好む選手を連れてくる場所だ」と、センターハーフの入れ替えが起こる場合には放出の筆頭候補になると予想している。

　最後はオランダ人アタッカーのメンフィス・デパイだとされた。前任のルイス・ファン・ハール氏の肝いりで獲得したアタッカーだが、「デパイはモウリーニョの好みに合わないだろう。許容範囲の広い監督ではなく、彼の好みを反映する場所を作らなければいけない」と、新監督が好むアタッカーを補強するための人員整理の対象にされると予想した。