日本の「敗北は当然」 韓国人コーチが“力不足”を指摘「金メダル獲得の夢は傲慢」

日本はスペインに敗れ、金メダルを取ることは叶わなかった【写真:Getty Images】
日本はスペインに敗れ、金メダルを取ることは叶わなかった【写真:Getty Images】

龍仁市サッカーセンターのコーチを務めるキム・ビョンユン氏がスペイン戦の日本に見解

 東京五輪サッカー男子の準決勝で日本は、スペインに延長戦の末、0-1で敗れた。ボール支配率、シュート数で圧倒されたこの試合を踏まえ、韓国関係者は「日本の金メダル獲得の夢は傲慢であることを明確に証明した」と、課題を指摘している。

 準々決勝でニュージーランド代表をPK戦の末に下し、2大会ぶり3回目のベスト4進出を果たした日本は、立ち上がりからボールポゼッションで優位に立ったスペインを前に、カウンターからチャンスを窺う形で試合を展開。自陣に押し込まれる時間が長く、思うように攻めに転じられないまま0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半も流れは変わらず、スペインに押されながらも粘りの守備で耐え、スコアレスのまま延長戦へ突入。MF久保建英、MF堂安律をベンチに下げワンチャンスを狙ったが、延長後半10分、ペナルティーエリア内からFWマルコ・アセンシオに鮮やかな一撃を叩き込まれ先制を許し、そのまま0-1で敗れた。

 優勝候補のスペインを相手に、日本の守備はある程度機能した一方、ボール支配率39%対61%、シュート数9対18のデータが示すように、攻撃面では苦戦。この事実を基に、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「スポータルコリア」でコラムを執筆する龍仁市サッカーセンターのコーチを務めるキム・ビョンユン氏は、金メダル獲得という目標が“傲慢”だったと指摘している。

「日本の金メダル獲得の夢は傲慢であることを明確に証明した試合が、スペイン戦だった。勝ちたいという強い気持ちを見せた日本は、扉を開けたときに、選手の技術、戦術、戦略などすべての面でスペインに一歩及ばなかった。決定力の弱さから、スペインの守備をまったく脅かすことのない、単純な攻撃のためのそれでしかなかった」

 コラムでは、統率の取れた守備面のパフォーマンスを評価する一方、グループリーグで3試合連続ゴールを決めた久保に対しても、準々決勝以降の2試合でインパクトを欠いたことから「勝負強さの欠如」を指摘。「東京オリンピックに導入された日本のサッカーは、金メダルを獲得するための技術、戦術、戦略の面で、あまり多くの選手がいなかった」と、見解を示している。

 さらに、「課題を解決する前に開催国としての優位性だけを信じて傲慢になっていた日本サッカーは、手痛い敗北を喫するのも当然のことである。日本サッカーが覚醒による悟りを感じなければ、この先、東京オリンピックよりも悲惨な現実を迎えることになるかもしれない」とも綴られ、日本の戦いぶりに厳しい目を向けていた。

(Football ZONE web編集部)


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