U-24日本代表、スペイン戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 強豪相手に渡り合ったのは?

スペイン代表相手に高評価を得た選手に注目【写真:AP & Getty Images】
スペイン代表相手に高評価を得た選手に注目【写真:AP & Getty Images】

U-24スペイン代表に延長戦の末に黒星 出場メンバー16選手を5段階査定

 U-24日本代表は3日、東京五輪サッカー男子の準決勝でスペインと対戦。金メダル候補相手にボールを保持される展開となったが、粘り強い守備で奮闘。前後半の90分間をスコアレスで終えたが、延長後半10分に途中出場したFWマルコ・アセンシオに決勝ゴールを決められて0-1で敗れ、初の決勝進出は果たせなかった。120分間にわたった死闘の末に屈したなか、各選手はどのようなパフォーマンスを見せたのか。出場16選手を5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で査定した。

<GK>
■谷 晃生(湘南ベルマーレ)=★★★★☆
 前半39分に相手と1対1になった決定的なピンチでしっかりシュートを体に当てて、こぼれ球もすぐにキャッチ。後半にも最終ラインを破られた後のビッグセーブを2つ見せて、延長戦までゴールを守り切った。失点のシーンはノーチャンス。

(出場なし)
大迫敬介(サンフレッチェ広島)

<DF>
■酒井宏樹(浦和レッズ)=★★★☆☆
 出場停止明けのなか、右サイドで安定感ある守備を見せた。チーム全体でボールキープができなかったこともあり、攻め上がる回数は少なかったが、前方の堂安をしっかりサポートした。

■板倉 滉(フローニンゲン)=★★★☆☆
 累積警告による出場停止の冨安健洋に代わり、3試合ぶりに吉田とセンターバックを組む。後半42分のシュートブロックなど、耐える時間の長い試合のなかで体を張った守備を随所に見せたが、吉田、谷のカバーリングに助けられる軽いプレーもあった。

■吉田麻也(サンプドリア)=★★★★☆
 ポゼッションで劣勢を強いられたなかでも、対人の強さ、カバーリング能力の高さを示して最終ラインを支えた。VAR判定となった場面の守備も見事。相手のプレスを受けた際にも落ち着いたボール処理を見せ、チームの大黒柱であることを証明した。

■中山雄太(ズウォレ)=★★★★☆
 サイドでも、中央でも、守備では落ち着いた対応を見せて、日本の堅守の一役を担った。延長後半に前田に決定的なクロスを上げたように、攻撃参加できる時には前線にも顔を出している。

■橋岡大樹(シント=トロイデン)=評価なし(←延長後半13分IN)
 最終盤に吉田を最前線に上げるパワープレーに出る際に投入されたが、評価材料に乏しく採点なし。

(出場なし)
瀬古歩夢(セレッソ大阪)

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