「日本の女子サッカーはピンチ」 11年W杯優勝メンバーの近賀ゆかりが訴えた“今、必要なこと”

2011年のドイツ女子W杯では世界一に輝いたなでしこジャパン【写真:Getty Images】
2011年のドイツ女子W杯では世界一に輝いたなでしこジャパン【写真:Getty Images】

「10年前のW杯優勝という出来事はブームとして終わってしまった」

 そして、近賀はベスト4進出を勝ち取った男子代表との現状の“差”を指摘しつつ、女子サッカー界の課題、そして今秋にスタートする日本女子サッカー初のプロリーグ「WEリーグ」への思いを綴っている。

「ここで感じたことは、10年前のW杯優勝という出来事はブームとして終わってしまったということです。これは女子サッカーの歴史の一部でシドニー五輪に行けなかったり、アテネ五輪への切符を獲得するための国立での戦い、W杯優勝、ロンドン五輪銀メダル、リオ五輪予選の敗退、東京五輪ベスト8など、これら全てを踏まえた上でこれからのことを考えていくことが大事だと私は思います。

 選手のみなさん、代表選手も代表選手以外の全ての選手に伝えたいことがあります。おそらく日本の女子サッカーはピンチです。批判や厳しいことを言われることがピンチなのではなく、興味を持ってもらえなくなっていることが何よりもピンチです。ただ、ここでこんなネガティブなことを伝えたいのではなく、、逆境に団結して立ち向かっていこう!! ということです。これはなでしこ・女子サッカーの良さではないでしょうか? 有難いことに日本女子サッカー初のプロリーグWE Leagueがスタートし、なでしこリーグも高いレベルを保ちながら行われています。海外にいる選手もここに所属する選手もそれ以外の皆さんもみんなの力で何倍にも大きな大きなグループして、サッカーに興味ある・なし関係なく日本のたくさんの人に応援したくなるスポーツにしていく努力をしていきましょう!!」

 そして、近賀が最後に、ファン・サポーター、関係者に対して、「厚かましいお願いかもしれませんが」と断ったうえで、引き続きのサポートを呼び掛けている。

「皆さんの協力無しにはこのグループが大きく成長することは出来ません。どうか女子サッカーの灯が消えることなく、コロナ禍の大変な時代を明るい方向に導く灯になっていき、将来日本のみなさんを明るく照らす陽になれることを願っています」

 なでしこジャパン、そして女子サッカーが新たな一歩を踏み出すためには、全員が力を合わせていくことの必要性を訴えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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