CL決勝出番なしのレアル10番ハメス “98億円のベンチ要員”の去就問題が再び過熱か

ピッチ外での問題行動でバッシングの的に

 史上最多となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)11度目の優勝を果たしたレアル・マドリードだが、アトレチコ・マドリードとの決勝戦の舞台で栄光の背番号10の姿は試合終了までピッチ上で見ることができなかった。

 コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは、120分間の激闘とPK戦をベンチから見守り続けた。今季CLでは5試合に出場。準決勝のマンチェスター・シティ戦では途中出場で20分間フィールドに立った。出場機会は限定的だったが、本人はウンデシマ(11度目のCL優勝)に貢献したという自覚がある。スペイン紙「マルカ」によると、ハメスは次のように語ったという。

「貢献できたか? もちろん。(決勝でも)プレーしたかったけど、チームの成功に貢献した。全ては良かった。最高のチャンピオンズリーグの勝利だ」

 昨季8000万ユーロ(約98億円)の移籍金でモナコからやってきた24歳のアタッカーは、リーグ戦29試合13得点と活躍した。だが、今季はラファエル・ベニテス前監督との確執が浮上した挙句、パトカーと時速200キロでカーチェイスを展開し、レアルの練習場に逃げ込み告発されるなどのスキャンダルで存在感を発揮した。体重オーバーやパーティー三昧などで、母国コロンビアとスペインでバッシングを受けたハメスは、ジダン監督就任後もベンチが指定席に。この日の途中出場も、スペイン代表MFイスコに譲った。

 

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