「成果あり、課題ありの3連勝」 森保監督、フランス撃破の選手称賛「トライしてくれた」

U-24日本代表の森保一監督【写真:Getty Images】
U-24日本代表の森保一監督【写真:Getty Images】

4-0の完勝でグループリーグ1位通過「選手たちは落ち着いて準備してくれた」

 森保一監督の率いるU-24日本代表は、28日に行われた東京五輪サッカー男子のグループリーグ最終戦でU-24フランス代表と対戦し4-0で勝利した。MF久保建英の3試合連続ゴールで先制した日本は、DF酒井宏樹が追加点を挙げて前半で2点をリード。後半にも途中出場したMF三好康児、FW前田大然のゴールで加点し、4-0で完勝した。

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 メキシコ五輪以来、53年ぶりのメダル獲得が期待される日本は、南アフリカ戦(1-0)、メキシコ戦(2-1)に続き、世界の舞台で強さを見せた。初先発のFW上田綺世のシュートをGKが弾いたところを久保、酒井が詰めてゴールネットを揺らす。後半にも三好が左足でミドルシュートを決めると、危険なファウルで退場者を出したフランスに反撃を許さず。選手たちを様々なポジションでプレーさせながらも、前田がダメ押しゴールを決めた日本は、無失点のまま勝利を収めた。

 グループリーグ3連勝でA組首位通過を果たした森保監督は、「絶対に勝ちが欲しいフランスの圧力に負けず、アグレッシブに戦おうと。我々が勝って、勝利をつかみ取って決勝トーナメントに進もうということに選手たちがトライしてくれました」と、選手の姿勢を称えた。

 試合前の指示を問われると、「選手たちは落ち着いて準備してくれていました。2連勝は力があるから、ここまで来ることができている。ここまでやってきたコンセプトを今日も表現しようと送り出しました」と、継続がテーマだったと明かした。

 3連勝でグループ首位通過は理想的に見えるが、森保監督は「成果もあり、課題もありという3連勝だったと思っています。この3連勝したことが、決勝トーナメントの結果を約束してくれるものではありません。良いところは伸ばして、改善するべきところは改善して、決勝トーナメントに臨みたいと思います」と、ベスト8以降の戦いに向けて気を引き締めた。

 そして、今後の戦いに向けて「今日も無観客で少し寂しいところはありましたが、テレビの画面、メディアを通して、我々をたくさんの方々が応援してくれたと思っています。選手たちの頑張りが、勝利が、皆さんの笑顔や喜びにつながり、選手の頑張りがみなさんの元気につながっていれば嬉しいです」とコメント。準々決勝でニュージーランドと対戦する森保ジャパンは、どこまで歩みを進められるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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