「選手交代は機能していない」 闘莉王が“森保采配”の懸念点を指摘「どんなサインを…」

元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏【写真:荒川祐史】
元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏【写真:荒川祐史】

「様々な選択肢がある」フランス戦は「監督の腕の見せどころ」

「このチームは自陣に押し込まれた状態で強さを発揮するチームではない。吉田麻也のストロングポイントも跳ね返す部分ではない。一つの交代をとっても、チームに対してどんなサインを出しているのか。あるいは、出したいのか。2連勝という成果は素晴らしいが、選手交代は正直機能していない」

 メキシコ相手にチームを素晴らしい試合の入りに導いた一方、終盤の戦いで修正しきれなかった印象がある森保監督の采配。闘莉王氏は、グループリーグ突破を懸けた第3戦のフランス戦は「様々な選択肢がある」としたうえで、「ここは監督の腕の見せどころだと思う」と期待を口にした。2点差以上で勝つしかないフランスが猛攻を仕掛けてくることが予想されるなか、試合展開に応じて森保監督がどんな采配を振るうのか、注目が集まる。

[プロフィール]
田中マルクス闘莉王/1981年4月24日、ブラジル出身。渋谷幕張高を卒業後、2001年に広島でJリーグデビュー。03年に日本国籍を取得し、04年アテネ五輪に出場した。その後は浦和でJ1とACL初制覇、名古屋でもJ1初優勝に貢献。06年にはJリーグMVPを受賞した。日本代表としても43試合8得点の成績を残し、10年南アフリカW杯ベスト16進出の立役者に。19年限りで現役引退。Jリーグ通算529試合104得点で、DF登録選手の100得点はリーグ史上初。現在は公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」でも活動中。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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