南米選手権にカカが追加招集 ブラジルサッカー連盟がコスタ離脱とともに発表

34歳の円熟期を迎えた男

 ブラジルサッカー連盟は、6月に開幕する南米選手権100周年記念大会の「コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016」に臨むブラジル代表から、左太ももを負傷したバイエルン・ミュンヘンのMFドウグラス・コスタが離脱すると発表した。そして、オーランド・シティSCのMFカカを追加招集したことも合わせて発表した。

 今季、バイエルンに加入したコスタは27試合で4得点9アシストを記録。持ち味のスピードと、左利きの高いテクニックを武器に1年目からレギュラーとして活躍して二冠に貢献した。しかし、セレソンの一員として臨むはずだった大舞台は無念の欠場となった。

 代役として選出されたのはACミランやレアル・マドリードで活躍した元バロンドーラーのカカだった。事前に発表された最終候補40人には名を連ねていたが、最終的な23人のメンバーからは選外となっていた。34歳となったが、現在でもMLSで最も高いサラリーを受け取るなど、人気も実力ともにトップレベルを維持している。

 代表91キャップ29得点の誇るカカ。出場すれば、代表でのメジャートーナメントとしては2010年南アフリカ・ワールドカップ以来の復帰となる。02年の日韓W杯で世界の頂点に立った男もコパ・アメリカのタイトルとは縁がない。円熟期を迎え、自身初となる栄冠を手にすることはできるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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