アルゼンチンの若きエースを五輪で見られない!? 本人はリオ行きを熱望もユベントスが断固拒否
クラブと代表の板挟みになったディバラ 「僕はリオでプレーしたいんだ」
イタリアでリーグ5連覇を果たした絶対王者の若きエースが、リオデジャネイロ五輪出場を巡ってクラブと代表の間で板挟みになっている。1993年生まれでU-23世代であるユベントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラは、リオ五輪出場を熱望しているが、ユーベが「NO」を突きつけているとイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
ディバラはA代表が参戦する6月の南米選手権のアルゼンチン代表から落選した。これは、アルゼンチン代表サイドからリオ五輪招集への含みを持たせたものであるとされ、ディバラ本人も「僕はリオでプレーしたいんだ」と、出場を熱望しているという。伝統的にヨーロッパに比べて南米は五輪の価値を高く見ている上に、今回は隣国ブラジルでの開催とあって、アルゼンチンも力を入れているという。
しかし、決勝まで進めば8月20日までの大会日程になる五輪に出場させることは、クラブにとってはプレシーズンの準備期間全てをパスさせることになる。イタリア・セリエAの来季開幕は、現状で決勝と同じ8月20日が予定されていることからも、ユベントス側はディバラの代表招集に難色を示し、国際Aマッチではないために義務のない派遣に「NO」の返答をしているという。
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